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【展示鑑賞記録】下関市立美術館「現代美術の最先端―タグチ・アートコレクションより」

こんにちは〜!人と木の画家しらとりあやをです。

 

1泊2日の山口観光を兼ねて、初めて下関市立美術館に行ってきました。(山口県も初上陸!)

 

今回見てきた展示は、現代美術コレクター・田口弘氏の膨大なコレクションからピックアップした企画展「現代美術の最前線―タグチ・アートコレクションより」。

田口氏の最初のコレクションであるキース・ヘリングをはじめとしたポップ・アートの巨匠たちや、現在のアートシーンにおいて第一線で活躍する世界的アーティストの作品が並ぶ、見応えたっぷりの内容でした!

 

基本的に写真撮影OKとのことだったので撮ってきた作品を一部ご紹介します。(以下、敬称略)

 

The World's Beginning

マーク・クイン 『The World’s Beginning』 2010

花々を冷凍保存した『ガーデン』シリーズによる平面作品。生の美しさを放つ鮮やかな色彩に圧倒されました。

 

空山基 『無題』 2015

空山基の過激なテーマ性の面白さはもちろんのことですが、とにかく絵としての完成度の高さが凄まじい…。

 

田名網敬一 『閃光の領域』 2014

田名網敬一の作品を実際に見るのは初めてだったのですが、もう画面の隅から隅まで面白い。独創性の強さに理解が追いつかないけど、それが気持ちいい。脳が痺れる作品でした。

 

今津景 『サルダナパールの死』 2013

名画(ドラクロワ『サルダナパールの死』)の構図を利用し、別のモチーフを再配置することで原作が本来持っている意味の変換を試みた作品シリーズのひとつ。画面上に人はいないのに生々しい存在感だけが強烈にあって、その不気味さに目が離せませんでした。

 

淺井裕介 『胞子と水脈』 2016

 

エルムグリーン&ドラグセット 『The Other He』 2018

 

ヴィック・ムニーズ 『母と子』 2008

近づいてよーく見てみると、大量のゴミで描かれている母子像。

 

ケヒンディ・ワイリー 『We Love Peace』 2006

今回の展示では人種差別やジェンダー、移民、貧困などをテーマに掲げており、ワイリーの作品もそのテーマを語る柱のひとつとして、強く鮮やかにメッセージを発していました。

 

以上、展示の一部をご紹介でした!こちらの企画展「現代美術の最前線―タグチ・アートコレクションより」は10月11日までとなっています。残り日数もわずかですが、宜しければ是非足を運んでみてください。

 

 

展示鑑賞後は山口県の観光地を堪能〜!

こちらのお店は唐戸市場の「市場食堂よし」。ふぐの唐揚げが肉厚で美味しい!

ちょろっと福岡県にもお邪魔しました。

山口県、見どころいっぱいで楽しかった〜!また遊びに行きます。